アルファベット3文字からなる「PAG」の登録商標とデザインが施された「PAG」を含むロゴ商標が非類似とされた事例
商標登録出願をすると、特許庁で審査官と呼ばれる担当者が1人でその商標が商標登録を受けることができるか否かを審査します。 審査官が出願商標を登録することができないと判断した場合は拒絶査定が下されます。 この拒絶査定に対して […]
登録商標の一部と似ているだけで全体としても似ている(=類似)と判断されるか~「美実」事件を参考に~
商標登録しようとする商標が複数の構成部分から成り立っている場合に、その一部と類似する登録商標が既にあるとします。 この場合、一部でも似ている部分があれば全体としても似ているとして登録を拒絶されるのでしょうか。 1、今回取 […]
商標の類否判断~「取引の実情」と「BLACK」事件②~
今回は、前回の続きのお話しです。 前回は、 ①色を表す「BLACK」の名称は、商標登録をするのにある程度のデザインを施してやらないといけない場合があること、 ②デザイン化の程度によっては、他の登録商標と類似すること をお […]
商標の類否判断~デザイン化された「BLACK」①~
1、そもそも「色」を表す商標は商標登録できるのか 色を表す表示(例えば「青」や「グリーン」)を明朝体やゴシック体などのよくある文字書体で商標登録を受けようとしても、指定商品によっては登録を受けることが難しいことがあります […]
1つの登録商標の中にも重要な部分と重要ではない部分がある
「商標登録したいと思って、自社で調べてみると既に同じような商標が見つかったのですが、これでも登録できますか?」 「類似する商標は無いと考えて看板を挙げていたら警告を受けたのですが、変更しなければなりませんか?」 このよう […]
「建物の売買」と「建築工事」は類似するのか。
今回は「建物の売買」と「建築工事」が類似すると判断した大阪地判平24.12.13判時2208号を通して、役務(サービス)の類似について考察したいと思います。 1、どんな事件か。 原告であるXは指定役務を「建物の売買、建物 […]